成功者の不幸自慢話はそこそこに聞いておく

成功の影に苦労あり！ってわけで、ネットが普及した今はそこかしこに成功者の苦労話があふれています。

なんだけど、よくよく考えてみると、本当の苦労ってのはそんなにない。

大袈裟に話しているだけ、話を盛っているだけが半分以上で、あと典型的なのは、例えば大きな事業に失敗したとしても、人脈があって巻き返すのは比較的楽だったりとか。

そもそも本当の苦労ってなんぞやっていう定義の話が大事かなと思うのだけれど、それは多分

成功する過程の中のある要素が壊れて、完全に元に戻らない、非常に戻りにくい

ってのが１つあるかなと。

例えばプロサッカー選手を目指していた → 交通事故に遭って足が動かなくなってしまって二度と元に戻らない、みたいな夢（成功）を叶える上で根本的な土台となる部分が壊れてしまった場合。

会社を倒産させて、仲間も家族も離れていってしまった、とかも、該当しますな。お金が無いとなると、挽回には人の力が必要ですが、それが無いと。

この域までいって、復活して成功したっていうのは、本当の苦労話だと思います。

でも、成功者の苦労話の9割5分くらいは、誰でも経験しているくらいの苦労だと思うんですよね。

苦労の姿や形が違うだけで。

だから、誰でも自分が満足できる人生を送れるくらいの成功を収める力がある、と言えるのかも。

あとは、苦労っていうのは相対的な話でもあって、その人の能力や感受性によっても、苦労の大きさは変化します。

年齢や国籍とかそういうのも関係するでしょう。

そんなわけで、ちょっと僕の性格が曲がっているかもですが、成功者の人が語る苦労話ってポジショントークで、自分に酔っている感じがして、少し嫌なんですよねW

いかにも苦労が絶対的な基準で語られるから。

だから、もしも、今何か目標に向かって頑張っている人がいたら、そういう苦労話を聞くのはほどほどに。変に委縮しちゃうと、目標到達までのスピードが遅くなっちゃうと思うからです。

深層心理に恐怖が染みついてしまうことも。

自分はまだまだだ！もっと頑張ろうって奮い立つ場合でも、勢い余って体を壊すことにもなりかねないのでご注意を！

ってわけで、成功者の苦労話がまったく無意味とは言いませんが、ほどほどに。

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