仕事の結果に重きを置いて人事評価をしてはいけない理由

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『仕事は結果が全て』っていうのは、もう耳にタコができるくらい聞いている人も多いと思います。そりゃまあ自分の給料よりも、利益を生み出していないとダメなので当然といえば当然です。

(一応、ここでの話の結果っていうのは数字とか金銭的なところを差しています。)

そんなわけで人の評価も結果だけでっていうところがあったりしますな。極端なところだと完全歩合制の営業さんとかでしょうか?

一応、完全歩合給制っていうのは基本的に労基法違反らしいです。最低賃金や社会通念上他社一般的な給料と比べたりとか、色んな条件があると。

だから完全歩合給の会社に出会ったら、速攻でとんずらをW

この完全歩合制っていうのは例外として、普通に月額をもらっている方の人事評価でも、結果に重きを置かれているところが多いと思います。

でも、結果に重きをおいて人事評価しちゃうと以下のような問題がありますっていうお話。

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1、誰がやっても結果が出ないくらい難しい仕事だった

ある方がめっちゃ仕事頑張っていたとしても、結果が出なかった場合、結果に重きを置いていると評価は低くなりがちです。

でもその仕事が、途方もなく難しく、どうしようもないものだったとして、仮に業界のカリスマプレイヤーでもどうにもならない仕事だったとしたら??

結果だけで、その人を叱責しようものなら・・成長も、解決策も何も生まれません。もしかしたらその人のパフォーマンスが落ちるかもしれない、最悪の場合は辞めて、採用コストが増えるかもしれません。

2、人間は感情の生き物である

これは別に僕だけじゃなくて、色んな方が言っているし、感じていることだと思います。結果に重きを置いていると、その人の感情を見逃しがちです。

もしかしたら、その人が言わないだけで、仕事のパフォーマンスが落ちる何かが仕事上やプライベートであったのかもしれません。

もちろん、それを仕事の結果を出せなかった言い訳にすることはできません。

でも、その部分を人事評価する上で、考慮してあげないと、人の感情的には厳しいっていうことです。

特に本人でも結果が出なかったことに責任を感じていて、更に追い打ちをかけられた場合。もしも感情に配慮しなかったとしたら、これまた次の成長につながらないかも。

3、採用コストが超かかるようになる

個人の結果だけ見ていて、結局、その悪影響が波及して全体的には良くない結果にっていうブラック企業の代表的なパターンW

妬みややっかみが蔓延して職場の雰囲気が悪くなったり、新人がすぐ辞めて採用コストがかかったり。意外と人を採用するコストがどんだけかかるかって知らない人多いんですよね。

仕事が出来て結果が残せる人でも、性格悪い人ってごまんといます。そういうのが会社で増えると、せっかく良い人が来ても辞めちゃうんですよね。

性格良くて、仕事も出来るって人はどんどんより良い環境を求めて転職しちゃいます。

例え、数字上では業績好調でも、とたんに景気が悪くなると倒産寸前みたいになってしまう会社にありがちW 不動産とか物流とかそういう職種に多いですな。

まとめ:実力主義は『何も』わかっていないっていう

プロパガンダか何だかわかりませんが、ふとしたときから実力主義っていう言葉が色んなところで使われるようになりました。

成功orプチ成功をした人がネット上で、人を見下したようにマウントをとった発言をするようになってからです。

なんとなくかっこよくて、響きは良いです。実力主義、つまり結果が全ての名の元に、人を評価するということ。できないことは全て悪であると。

そうしたほうが、色々考えなくていいので、経営者だったり人事の人だったり、楽なんですよね。自分に酔って、弱い立場のことを考えていない人も。

「結果が全てだぜ!」って言っている人は、口では周りの人に助けられて生きてきたと言っても、本当の感謝はしていないのでしょう。

何故なら、そう言っている自分が、今、その誰かを助ける周りの人になっているということに気づいていないから。

結果が出ずに苦しんでいるを人を助ける!っていうことに。

この辺りがわかっていない人はまず、マネージャークラスの仕事はできないし、もしなったとしても職場の雰囲気が相当悪くなるW

結果が命みたいな人は、1人で仕事をしたほうがいいです。お互いのためにねW

結果が命である自分だけのパフォーマンスが良くても、先にも書いた通り、相対的に会社全体のパフォーマンスが落ちがちなので、トータルには数字的にも、見えない部分でもマイナスなことが多い。

僕がよく言っているのが未来の利益を食べちゃっているっていう状態。

グローバル化で競争だ→実力主義だ!って声高に言ってしまっている経営者の方がいたりしますが、その会社は伸びないでしょう。

仮に会社の売り上げが上がったとしても、実力主義に偏らなければ、もっと売り上げが上がったはずです。

意外とここ見逃しがちかなと。業績アップしてても、もっとアップしたかもしれないっていう。高いところと低いところは比べるのに、高いところともっと高いところは比べないっていう謎W

その間に、恐らく本当に人を大切にした会社なり組織が出てくるなりにして、大企業をひっくり返すときがくるでしょう!っていうかそうであってほしい世の中が一番ですな。

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